【TOEIC頻出】接続詞と副詞の使い方は絶対に覚えておくべき！

～この記事はこんな方にオススメ～
・TOEICのPART5とPART6が苦手で時間がかかる
・接続詞や接続副詞が苦手

 

TOEIC®L&R公式テストは、いかにPART7に時間をかけられるかがカギとされていますね！
その為にPART5とPART6は早く解いてしまいたいが、時間を使い過ぎてしまったりと苦手に感じる人も多いはず。
PART5では特に動詞問題・品詞問題・語彙問題・代名詞問題・接続詞問題の５つにわかれますが、今回は一見分かりにくい接続詞と接続副詞に注目して解説していきます。

 

接続詞と接続副詞

接続詞は文と文を1つのピリオドで完結する文章にできるという事が大きな特徴です。

反対に接続副詞は、文と文を結び意味的に接続させる役割は持っていますが、接続詞のような「一つのピリオドで完結するように節と節を一つの文章に接続する機能」は乏しい為、句読点や用法に注意が必要です。
接続副詞を接続詞のような用法にしたいのであれば、「, (コンマ)」や「;（セミコロン）」などの句読点を用いるもしくは接続詞(andなどが一般的)と一緒に用いる必要があります。

日本語の説明だとイメージがしにくいと思いますので、代表例としてよく使用されるbutとhoweverを使って説明していきます。

 

接続詞のbutと接続副詞のhowever

but
意味：しかしながら、でも、ただし
品詞：接続詞、前置詞、代名詞

however
意味：しかしながら
品詞：(接続)副詞

(例)
She was tired.
She went to a dinner with her friend.

この2文を接続詞のbutと接続副詞のhoweverを使って「彼女は疲れていた。しかし友人と夕食に出かけた。」という文章を作りましょう。

 

【but】
She was tired, but she went to a dinner with her friends.

このように接続詞butを使うと、一つのピリオドで2つのSVを含む文章を接続することができます。
※等位接続詞の働きをするbut,and,orは必ずしも後ろがSVになる必要はありません。
(例)I bought two bananas and three apples.

 

【however】
She was tired. However, she went to dinner with her friends.

Howeverはこのように文章を接続する役割を持っていないのでS+V. 副詞,～の形が一般的になります。
副詞は、接続詞ではないので文頭や文尾に使用することができます。

以下の3つはどれも文法的に間違っていない表現です。

She was tired, However, she went to dinner with her friends.
She was tired. she went to dinner with her friends, however.
She was tired. She, however, went to dinner with her friends.

練習問題

(1)次の2つの文章にbutもしくはhoweverを入れましょう。

(A) I went to the library, (       ) there weren’t interesting books.

1つのピリオドで2つのSVを含む文章を接続する役割を持つ品詞、つまり接続詞butが必要です。

 

(B) I went to the library.(       ), there weren’t interesting books.

SV. 副詞,～の形で2つの文章から成り立っているので接続詞よりも副詞howeverが適切です。

このように接続詞と接続副詞の区別はなんとなく感覚で解いてる人もたくさんいると思いますが、TOEICのような複雑な問題になると感覚だけでは解けなくなります。
例えば下の例題なんかはどうでしょうか。

 

(2)次の空欄に入る適切な選択肢を選びましょう。
Some of doctors want to leave the hospital early,(     ) the afternoon conference is cancelled. 

A since
B because of
C then 
D consequently

この問題は文章が若干長く、和訳するのにも少し時間がかかることもありますよね…。
あまり難しい単語は見当たりませんが、もっと難易度があがると難しい単語が並び、全体を和訳できない問題なども見かけることになります。
時間配分的に文法問題の回答時間は10秒以内がベストとされる中、このような場合は訳をせずに、まずどのような品詞が入るか見極めることが大切です。

ここで先ほど紹介した接続詞と接続副詞とともに選択肢に含まれるのが前置詞です。
どのような品詞を入れるのが適切なのかを考えて、選択肢を絞り込みましょう！

Some of doctors want to leave the hospital early,(  　  ) the afternoon conference is cancelled.
この文章は、S+V,S+Vの構造、1つのピリオドでなっている文章であるのはすぐに判断できると思います。

先ほど接続詞butの部分で説明したのと同様に、2つの文章を接続する役割を持つ接続詞が必要になります。

 

続いて、選択肢を確認しましょう。
4つの選択肢の品詞。みなさんはこの問題でどういう意味や働きをもっているかわかりますか？

A since　→理由を表す接続詞(前置詞としての役割を持つが、理由を表す場合は接続詞のみ)
B because of　→理由を表す前置詞(becauseだけの場合は接続詞。ofがつくと前置詞になります。)
C then →時や理由を表す副詞
D consequently　→結果を表す副詞(lyの接尾辞で副詞と判断可能)

 

今回は接続詞が必要だという事が文構造を見てすぐに分かったので、sinceが接続詞ということが分かれば文脈と照らし合わせ回答と判断できましたが、もっと複雑な選択肢になると品詞の判断が難しくなりますよね。
Dの選択肢consequentlyはlyがついているので接尾辞で副詞と判断できますが、その他はどうでしょう。

覚えておかないと解けない問題もTOEICにはたくさん出てくるので、TOEIC頻出の接続詞、副詞、前置詞問題はある程度品詞を覚えて置くことも大切です。

ではTOEIC頻出の接続詞・副詞を最後にまとめましょう。

 

TOEIC頻出接続詞

although/though
～だけれでも
～にもかかわらず
※前置詞despiteやin spite ofと副詞neverthelessと選択肢に並んで頻出

unless
～でない限り
※前置詞withoutともに頻出

if
もし～/～かどうか

because
なぜなら
※接続詞sinceと前置詞because ofとともに頻出。becauseはofがあるかないかで品詞判断。

when
いつ

while
～の間
※前置詞duringとともに頻出

TOEIC頻出副詞

however
しかしながら
※接続詞butともに頻出

meanwhile
一方で

therefore
それゆえに

他にもたくさんの接続詞、副詞がありますね！
みなさんも意識してトレーニングしてみましょう。

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まとめ

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