【2020年改訂/小学生の学習指導要領】日本の英語教育はどう変わる!?

未分類, 英語学習

 

いきなりですが、お子様の英語学習は何歳から開始されていますでしょうか。

学習指導要領が改訂され、2020年から全国の小学校で小学3年生からの英語教育が実施されている中、お子様は事前学習なしでついていけるのか心配なお母さまも多いはず。

私はいわゆるゆとり教育世代の真っ只中と言われた1990年代生まれで、小学校で英語の授業を受けた記憶はほぼございません。
しかしながら今の小学生は当たり前のように英語の授業を受け、他の教科同様当たり前のようにテストを受けています。

小学校学習指導要領が完全に移行される2020年は、新型コロナウイルスの影響で春は学校に行けずどこの学校もスタートが遅れてしまった中、突然の英語教育の変更、開始に小学生はついていけるのでしょうか?
またこのような状況下、遅れをとらない為にするにはどうすればいいのでしょうか?

学習指導要領改訂で大きく変わるポイント

小学生は今回の学習指導要領改訂により以前は小学5年生からの英語の授業が小学3年生からの開始に変更になります。
よってお子さまは前倒しで英語の勉強を開始されるようになります。

小学3年生、4年生は外国語活動の授業が必修化

いわゆる、中学年とされる小学3年生と4年生は、今までは総合の授業などで英語に触れる程度の親しみでしたが、今回の改訂では英語の授業が教科化され、1年間で約35コマの授業を受けるようになります。
年間35コマとされていますが、こちらは目安の定めであって学校の裁量によって異なり各学校で多少のズレが発生します。
また、テストはなく通知表で評価されることはありません

小学5年生、6年生は外国語の授業が教科化

高学年の方は今までは外国語活動を1年間で35コマ授業していましたが、今回の改訂により教科化された外国語の授業を1年間で70コマ受けるようになります。
こちらも中学年同様、目安となります。
中学年と異なる点は、教材は文部科学省検定教科書を使用し学習、他の科目同様テストを受け、通知表でも評価されるようになります。
高学年は担任のみだけでなく、英語専任の講師も一緒に教えます。

中学校で習っていたことを小学校で勉強

新学習指導要領では小学校を通じて600~700語程度の習得を目指します。
これは現行の中学校の目標語彙数1200語の約半分と言われています。
また同様に文法の動詞の過去形、助動詞、動名詞、疑問詞、代名詞など、今までは中学1年生で学んでいたことの大半は小学校で学ぶ事になります。

授業時間の増加

総授業時間を変更することなく、英語の授業を取り入れなければなりません。
よって夏休みや休憩時間、朝の会などを各学校で時間を削り、授業スケジュールを組む必要があります。
文部科学省から具体的に取り入れる方法などが指定されていない事もあり、学校によってお子様の英語学習の能力に差異が生じる可能性があるとして懸念されています。

英語専任講師の採用


今までは担任の先生が英語を教えるという事が一般的でしたが、改定により高学年のお子様に関しては担任と英語専任講師が英語を教えることになります。

 

大きく変わるポイントは上記5点です。
これをご覧になった皆様は日本もグローバル化を目指す取り組みを始めたな~という印象でしょうか?
しかしながらアジア諸国には既に小さい時からの英語教育を開始していて日本よりも英語のレベルが高い国が多いという事実もございます!
ではなぜアジア諸国の英語水準は高いのでしょうか?
英語水準が高いとされている代表的な国の英語教育について紹介しながら日本の英語教育と比較していきましょう。

 

アジア諸国は日本よりも英語教育に積極的


現代のグローバル社会において英語の重要性がますます高まり続けていることが今回学習指導要領が改訂された一番の背景とされていますが、ここには
他アジア諸国と比べると、日本人の英語力が極めて低いという事も含まれているのではないかと考えます。

シンガポール

アジアで最も英語力の高い国はどちらの国か知っていますか?
それはシンガポールです!不動のアジアトップになっています。

地政学上、交易港として理想的とされたシンガポールは様々な国からターゲットにされ、第二次世界大戦前後100年以上にもわたりイギリスの植民地とされ、今もなおアジア最大の多民族国家として英語力の高い国とされています。
そんなシンガポールは中華系が大半を占める多民族国家でありながら、母語ではなく英語重視の教育を行っているため、幼児期から母語だけでなく英語も同時に習得するバイリンガル教育が主流です。

小学1年生から授業で英語を学び、母国語の授業以外は基本的に英語で授業を行います。
幼少期からバイリンガル教育が実施され、ある程度の英語力があるからこそできるシンガポール教育です。

フィリピン

フィリピン留学で有名なフィリピンはいかがでしょうか。
フィリピンも植民地として長い歴史のある国ですが、一番英語教育に影響を与えたとされるのは第二次世界大戦後まで約40年続いたアメリカの植民地時代です。

これがきっかけでフィリピンはシンガポール同様、小学校から英語で授業を受けるようになり、英語力の大幅向上につながったとされています。

また、子供たちのモチベーションが高いのも大きく影響していると思います。
それもそのはず。フィリピンはまだまだ発展途上の国で、貧富の差が際立って目立ちます。
家族を裕福にするために給料の良い仕事に就きたいという気持ちは皆さん同じです。

そこで必要なのが英語力です!フィリピンは英語力が高ければ就職には困らないと言われています。
アメリカの植民地時代における歴史的背景とフィリピンでの英語力の優位性が、アジアで高い英語力を誇っている大きな理由でしょう。

韓国

お隣韓国はどうでしょうか?
大学受験が何よりの韓国では、子供の教育にかけるお金が世界でトップレベルとされています。

英語教育においても小学3年生以上の英語の授業の必修化1997年から開始されています。
日本と同様の内容ですが、20年以上前から実施されているので既に英語力の差がついてしまっています。

また先述の通り、韓国は教育にかけるお金と時間が日本とは比になりません。
韓国の受験生は一日最低でも10時間は勉強しているといわれますので、どうしても日本と学力の差が広がってしまうのでしょうか。

このように教育体制や各国歴史の違いも含め、アジア諸国の状況を確認すると、日本の英語教育が遅れをとるのは致し方ないのではないかとも思います。

 

しかしながら長年教育改革を行ってこなかった日本が今回やっと重い腰を上げて思い切った教育改革を実施するのです。
何とかして少しでもアジア諸国に追いつきたいですよね。

特に英語!グローバル化が急激に進む中で、世界共通言語の英語力の向上が必要不可欠です。
これを機に日本からグローバル人材がどんどん増えれば良いななんてことも考えたりします。


しかしながら、もちろんすべてがプラスなことばかりではありません。
今回指導要領が改訂される中で最も懸念されているのがお子様が英語の学習についていけるかという事です。


知らない言語
を突然勉強しろ!と言われても、なかなかスムーズには受け入れられないでしょう。
遅れをとらない為には事前に英語に関して何か知っているという事が大切になってくるのではないかと思います。
では、今のうちにどのようなことができるのかを紹介していきます!

 

英語に触れる環境を与えましょう。

日本人は英会話スクールや塾に通っていない限り、英語という言語を突然目の当たりにします。
と同時に使い方も分からず急に単語の意味を教わります。
もちろん家族の方が英語を話せるとなれば、母国語を習得するときと同じように英語を勉強することもできますが、そんなパターンはレアです。

何も知らない状態で先生が言ったことを繰り返し発音し、特に語源を教わることもなく頭に叩き込む。
これはかなり難しい事だと思います。
そのため、突然現れる言語に立ち向かえるように、どういったものなのかを知る機会、触れる環境を小さい頃から与えることが大切です。


また、その中で気になることがあれば、とことん追求することも徹底しましょう。
自分で課題を見つけ調べることで、お子様の探求心が出てもっと興味を持たせる事ができると思います。

 

また理解できないから諦めるのはなく、理解できないからこそ継続することを大切にしてあげてください。

私も小学校低学年から英語の勉強をしていて、本当に自分は何を学んでいるか分からない事が多くありました。
英会話スクールではなく少し厳しめの英語塾に通っていたので、コミュニケーションレッスンよりかはプリント形式重視で小学校の時は特に発音と暗記を、ひたすら量をこなしていました。
先生に怒られるのが嫌だったので、とにかく必死でしたが、小さい私にとっては暗号のようなものもありました。
しかし、中学校に入るとあの勉強はここで活かされるのか!と気づく事が多くなり次々と暗号が解決、それを活かしてスピーキングも躊躇することなく取り組むことができました。

まとめ~オンラインレッスンのススメ~



英語を知っているのと知っていないのとでは英語への取り組み方が大幅に変わってきますので、
やはり小学校で英語の学習を開始する前に少しでも英語に触れておくという事がカギになってくるかと思います。
アジア最高水準の英語力を持つシンガポール
各国の英語教育の所でも紹介しましたが、シンガポールは幼少期から英語の勉強を始めていてある程度英語を知っている状態から、小学校で本格的に勉強を開始する為、スムーズに取り組みやすいのではないでしょうか。

お子様が小学校での英語学習に遅れを取らない為、オンラインレッスンで事前学習を始めるのもお勧めです。

幼稚園~小学校低学年でオンラインレッスン?と思われるお母様も多いと思いますが、オンラインレッスンは基本的に日本人以外の方と英語を使ってコミュニケーションをとる為、英語に触れるという意味ではとても有意義な経験になると思います。
弊社STUDY@ではお子様向けのレッスンも提供していますのできっかけづくりに是非ご利用ください。

お子様が小学校3年生になって英語の勉強に困らないようにする為にもオンラインレッスンであったり、事前学習であったりと是非ご検討ください(^^♪

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