英語講師はフィリピン人ばかりなのはなぜ??
いまやオンライン英会話といえばフィリピン人の講師がほとんど。
また英語を学ぶための人気の語学留学先といえばフィリピン・セブ留学というのも最近では一般的になってきました。
数年前までは、『フィリピンに留学に行く』といえば、ほとんどの人が『何を勉強しに??』という返答でした。
そこで気になるのが、なぜ英語の講師はフィリピン人の講師が多いのか?
発音(なまり)は問題ないのか?
などなど沢山気になる点はありますよね。
今回はそんな英語講師として大活躍するフィリピン人講師についてフォーカスをした記事を書いてみましたので気になる方は是非参考にしてみてください。
目次
英語講師にフィリピン人が多い理由①
フィリピン人以外にも英語を話せる外国人は沢山います。
勿論、日本人でも英語を話せる人はいますよね。
では、なぜフィリピン人の英語講師がこれほどまでに多いのでしょうか?
英語講師にフィリピン人が多い最大の理由は『人件費の安さ』にあります。
フィリピン・セブ留学やオンライン英会話は驚くほど安いのはまさにこのフィリピン人講師の人件費が安いという事が最も大きな理由です。
日本人の賃金と比べてみましょう。
東京都の最低賃金(2019年)は1時間1,013円です。
これに対し、フィリピンの最低賃金は日本円で換算すると1時間約135円ほどです。
単純計算になりますが、日本人の講師と比較すると1/7ほどの人件費で済むことになります。
欧米圏と比べてもフィリピン人講師の人件費の安さは歴然です。
このように人件費が圧倒的に安いという理由でフィリピン人講師が多いのです。
英語講師フィリピン人が多い理由②
二つ目の理由としてはほとんどの国民が英語を話せる、という点が挙げられます。
フィリピンの人口は1億人ほどですが、9,000万人ほどの人が英語を話すことができるようです。
またフィリピンは世界3位の英語人口大国だとも言われています。
そんなフィリピンでは母国語はタガログ語ですが、公用語は英語となっています。
フィリピンで映画を見るときは英語の字幕なしです!
本屋で売ってる雑誌は基本全て英語で書かれています。
英語で大変な苦労をしている日本人とは対照的でフィリピン人はその英語力を生かし全人口の11%ほどの人が海外で活躍しているともいわれています。
フィリピン人はなぜ英語を話せるのか??
日本と同じで母国語が英語ではないのになぜフィリピン人は英語を話せるのでしょうか?
実はフィリピンでは幼稚園から英語を本格的に学習します。
小学校になると国語(母国語のタガログ語)の授業以外はすべて英語で行われます。
フィリピンでは日本とは違い、いやでも英語を覚えないといけない環境なのです。
国語が未熟な段階で外国語を学ぶという点については賛否両論がありますが、結果としてフィリピンではほとんどの人がバイリンガルなのです。
世界的にみたフィリピン人の英語力とは
出典:Maps of World
Maps of Worldによる2019年の世界の英語力のデータではフィリピンは世界ランク5位となっています。
アジアではトップ10に唯一ランクインしています。
(※こちらのランクでは流暢に話せるかどうかも選考基準となっているため、単純に英語を話せる人の人数だけで評価をしているわけではありません。)
またフィリピンではBPO産業と呼ばれるアウトソーシング(主にコールセンター)の拠点として大きな成長をしていますが、それもフィリピン人の英語力の高さによるものです。
このようにフィリピン人の英語力は世界的に見ても非常に高いレベルなのです。
フィリピン人の発音(訛り)は大丈夫?
この質問に答える事はとても難しいです。
まず前提としてフィリピン人はネイティブではありませんので当然ながら訛りはあります。
しかし英語講師を生業としているフィリピン人の英語は日本人には聞き取りやすくクリアでそれほど訛りは感じないとの評価が大勢を占めます。
しかしながら、そもそも英語を話すという点において、訛りはそれほど重要でしょうか?
どの言語にも訛りはあります。
例えば日本語でも関東と関西で発音の違いや訛りがあります。
英語でもアメリカ英語、イギリス英語、オーストラリア英語など地域や国などによってそれぞれの発音や訛りがあるのです。
この記事をご覧いただいているほとんどの人が英語を話せるようになる事が最終目標だと思います。
訛りを気にせず積極的に話すことが英語上達の近道でもあります。
結論として訛りは多少あるものの必要以上気にする必要はないでしょう。
フィリピン人講師の良いところ
先生が明るくフレンドリー
まず多くの先生が明るくフレンドリーな点が挙げられます。
失敗してしまっても高圧的ではなく優しくサポートしてくれる先生が多く、シャイな日本人でも失敗を恐れることなく英語を学ぶことができます。
またフィリピンでは大家族が多く子供の世話が得意な人が多いことも見逃せません。
いまでは日本の小学校などの教育現場でも多数のフィリピン人講師が活躍しています。
英語の教え方がうまい!
フィリピン人講師は我々日本人と同じく英語を学習して習得しています。
ネイティブスピーカーは気が付いた時には英語を話せるようになっているため第二言語習得のために英語を学習人たちの苦労は分かりません。
またフィリピン人講師は英語教師としてプライドを持っている方が多く熱心に教えてくださる講師が多い傾向があります。
日本人に聞き取りやすい英語
フィリピン人講師の英語はとてもクリアでゆっくり英語を話してくれるため、英語レベルの低い日本人が英会話の基礎を学ぶのに最適です。
ワーキングホリデーや欧米圏で留学したものの結局英語を話せるようにならず失敗をしてしまった人の中には、基礎を学ばずにいきなり高いレベルで英語を学ぼうとしたことが原因の一つだった、という方も多いのではないでしょうか。
フィリピン人講師のよくないところ
時間や約束などにルーズなところがある
フィリピンタイム
フィリピンに何度か行ったことがある人ならもしかしたら知っているかもしれません。
フィリピンの方は私用、ビジネスシーンに関わらず予定通りの時間をなかなか守ることができないようです。
時間ばかりではなく様々な事柄が予定通り進まない事が多い傾向にあります。
悪く言えば計画性がないという特徴もあります。
ついつい予定の学習を脱線してフリートークに花を咲かすなんてことは日常茶飯事です。
フィリピン人講師についてのまとめ
いかがでしたでしょうか?
英語が話せるアジアの国としてフィリピンは2000年ころから世界的にも非常に注目をされている国です。
人件費が安くホスピタリティもあるフィリピン人は英語教育のシーンで今後ますます活躍することが予想されます。
経済成長率も高いためいつかはフィリピン人講師は質が高いがコストが高くてレッスンを受けることができない。そんなことがいずれ起きてしまうかもしれません。
今のうちにオンライン英会話、オンライン留学、フィリピン・セブ留学などを経験しておくのがよいかもしれません。
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